エアコンを取り外すには冷媒を室外機に回収する作業が必要です。これをポンプダウンといいます
冷媒の回収とは室外機からパイプ、室内機を循環している冷媒(ガス)を室外機にすべて戻して栓をしてしまうことです。
そうすればその後、配管を外しても冷媒(ガス)は漏れることはありません。
ポンプダウンをちゃんとやっておけば、後日再使用する際にガス補充する必要もありません。
正式には真空圧力計を使い圧力を見ながら回収するのですが、コツが分かれば圧力計なしでも簡単に回収することが出来ます。プロもほとんどこのやり方です。
【回収に必要な道具】
1)モンキーレンチ
2)ヘキサゴンレンチ(六角レンチ)
1)まず、エアコンを冷房運転ににします。(暖房運転では回収出来ません)
冷房運転にして、室外機のコンプレッサーが回っていることを確認します。(室外機ファンが回っていればOKです)
夏の時期はコンプレッサーがすぐに回るのでいいのですが、寒くて冷房にならないときは試運転モードや強制冷房運転をさせます。このスイッチが無い場合には室内機の温度センサーをドライヤー等で暖めて強制的に冷房運転させる方法もあります。
2)室外機の横の2本のパイプの高圧側の(細い管)のバルブ六角ねじをまず締めきります。
この時コンプレッサー(ファン)が回っていることを確認します。そのまま、3〜4分待ちます。
3)時間を見計らって次は低圧側の太い管のバルブ六角ネジをしっかりと閉めます。
閉めたらエアコンの運転スイッチをすぐに切ります。これで回収は出来ているはずですが何らかの失敗があるといけませんので、調べるには高圧側の細い管をつないでいるナットを少し緩めてみます。その時シューとガスが漏れるか液状態で噴き出る場合はやり直します。噴き出なければ回収成功です。
あとは配管を外しましょう。
【メーカー別強制運転操作法】
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